〔専門外来〕物忘れ(認知症)外来|本間内科皮膚科クリニック
ご本人やご家族の物忘れが心配な方を対象にしています。 物忘れには、加齢によるものと認知症によるものがありますが、初期には鑑別が困難です。加齢によるものと認知症の物忘れの違いにはつぎのようなことがあります。
1) 認知症の物忘れは体験したことのすべてを忘れる

加齢による物忘れは会った人の名前を思い出せないなど体験の一部分を忘れることがありますが、認知症の物忘れは体験全部をすっかり忘れることが特徴です。
2) 認知症の物忘れは判断障害へと進行する

物忘れに留まらず、暗算ができなくなったり、時間や場所の見当がつかなくなったり、少し複雑な状況になると正しい判断がつかなくなるというように判断障害へと進行します。
3) 認知症の人は物忘れのあることに気がつかないことが多い

認知症の物忘れは自覚することが困難で生活に支障があります。
診断は家族からの情報収集と、本人への問診、画像検査として頭部CT検査を行います。当院物忘れ外来に2014年9月1日〜2015年2月末までの6か月間に受診した患者さん(右図)は96人でした。男性29人(30%)、女性67人(70%)と女性が多く、原因疾患としてアルツハイマー型認知症が76名(79%)と圧倒的に多く、レビー小体型認知症 ・パーキンソン病認知症が9名(10%)、血管性認知症が5名(5%)でした。
中核症状と周辺症状(右図)に大別されます。中核症状はどの患者さんにも認められ、記憶障害、見当識障害(時、場所、人などが判断できない)、理解・判断力の障害、実行機能障害、失行、失認、失語などがあります。周辺症状は「認知症に伴う行動障害と精神症状(BPSD)」と言われ徘徊、暴力、暴言、不潔行為、抑うつ、妄想などがあります。介護上、問題になるのは周辺症状であり、また認知症の薬によって周辺症状がかえって悪化している場合もあります。当院では診断のみならず、治療や介護支援に積極的に取り組んでいます。
βアミロイドとよばれる異常なタンパク質が脳全体に蓄積し、脳の神経細胞が変性して死滅・脱落することによっておこる病気です。脳内の変化は、認知症の症状が出る10〜20年以上前からおこりはじめ、時間をかけて徐々に症状が進行していきます。病気かどうかのグレーゾーンである軽度認知障害(MCI)を経て、初期、中期、進行期(右図)に大別されます。発症後の生存期間は8年〜12年であり認知機能は緩徐に低下していきます。BPSDでは、不安・抑うつは早期から認められることが多く、介護上問題となる徘徊や暴力は中期に現れます。日常生活動作は一定程度病状が進行した段階で、急速に悪化し進行期は寝たきりの状態となります。
レビー小体とは、運動障害をおもな症状とするパーキンソン病患者の中脳にたまった異常な構造物をいいます。レビー小体型認知症の脳では、大脳にもこの構造物が広く見られることから名づけられました。特徴として日内での認知機能障害の大きな変化、パーキンソン症状(小きざみな歩き方や手足のふるえなど)、「人がいる」など非常にリアルな幻視などがあります。
脳梗塞や脳出血などの、脳の循環障害によっておこる認知症です。症状の進行は、段階的に悪化し、わずかな刺激によって泣き出したり、笑い出したりするなどの感情失禁などが見られます。
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